元車屋が暴露する中古車下取り・買取の裏側を徹底解説

私、買取侍はプロフィールでも挙げている通り、元中古車販売を行ってきました。

中古車販売といっても、新車の販売代行下取り車のオークション出品海外バイヤーへの輸出パーツ分解による各種部品販売等の各種事業を見てきました。

それらを通じて得た知識や経験、実体験なども踏まえて徹底解説させていただきますので、ぜひあなたも車の利益構造について理解を深めていってもらえたらなと思います。

なぜ、ディーラーより買取業車の方が車を高く買い取るのか?

まず多くの方が気になっていることとしては、

何も知らないひよこ
なんで、ディーラーよりも買取業車の方が車を高く買い取ってくれるの?

ということではないでしょうか。

一見、大手のディーラーの方が国内だけじゃなく海外にも精通しているように見えるので、大きい会社の方が車を高く買い取ってくれるのでは?と思ってしまいがちです。

ですが、これには車業界に携わっていない人には絶対に知り得ない”ある秘密”が相場を大きく変えているのです。

 

買取業車がディーラーよりも高く買い取れる秘密とは?

商売の原則ですが、モノを買って仕入れるということは”買った金額よりも高く買い取ってくれる人がいる”ということです。

じゃあ、どこの誰が高く買い取ってくれるのか?というと、それが業車オークションです。

車の買取業者の買取相場の基本は、業者オークションに右から左で出しても損をしない金額で買い取るというのが一つのルールとなっています。

何も知らないひよこ
オークション?ヤフオクみたいなもの?

と、思ってしまいがちですが、ヤフオクのように一般人が気軽に売買ができるようなオークションではなく、中古車業や海外バイヤーなどが使っている一般人が知らない業者間でのみ、利用されている業車オークションというのがあります。

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まず、車を下取りに出したり買取業車に買い取ってもらった後は、写真のような業車オークションに中古車が出回ります。

この業車オークションは全国各地200箇所にオークション会場があり、現在の中古車市場の仕入先の9割は業者オークションを通じて出回っています。

北海道で買った車が名古屋で登録された車だったり、福岡で買った車が新潟で登録された車があるのはそのためです。

業車オークションは車業界の市場(いちば)だと思ってください。

ポイントとしては、ディーラーは業車オークション相場で買取をしておらず、独自の買取相場の範囲内で買取を行っているから、買取業車より安い買取価格になる。ということです。

 

ディーラーの独自の買取相場の基準や定義って?

じゃあ、ディーラーは何を基準にして車の買取相場を決めているのか。という話になると思います。

ディーラーは車の買取業車と違い、イエローブックというJAAI(日本自動車査定協会)が発行する、中古車の卸売り価格を予想したガイドブックを元に査定をしています。

第三者目線で車の相場を査定した基準を元に決められた金額ですから、イエローブックを元に決められた査定額が公平といえば公平のように感じるかもしれません。

ただ、ディーラーでは5年落ち以上の車に関してはイエローブックを元に査定額を決めておらず(大々的に公表しておりません。)、独自の査定額を算出するシュミレーションにて決めています。

新車時の価格−新車時価格×使用年数(×1/10)=下取りの基準価格

 

この基準から、走行距離、傷や凹み、装備、修復歴等で加減点があり、車の査定額が決まってきます。

複雑そうに感じるかもしれませんが、要するに1年ごとに新車価格の10分の1の価値が減っていく。という風に思っていただければOKです。

ですので、ディーラーの査定基準で考えればどの車でも5年経てば新車時の半分の価格10年経てば価値は0円となります。

 

ディーラーも業者オークションにバンバン出してしまえば?

何も知らないひよこ
じゃあ、ディーラーも査定協会の相場で買い取るのではなくて、中古車市場の相場で買い取って業者オークションに流しちゃえばいいのに。

と思うかもしれませんが、ディーラーにはこれができない理由があります。

そもそも、車の販売ディーラーの目的は新車をメーカーから卸して売ることです。

なので、2年落ち、3年落ちの新車などを市場の相場に合わせて買取してしまった場合、今度は新車の売れ行きが悪くなる可能性がありますよね?

それに車というのは1台数百万円もする大きな買い物ですから、新車で購入したお客さんはバンバン1、2年で乗り換えることはしないでしょう。

ただ、ディーラーとしてもできるだけ早いスパンで新車の乗り換えをしてもらいたい。というのが本音です。

そこで登場するのがメーカーの3年スパンのマイナーチェンジや、ディーラーの下取り査定です。

ここであまりにも中古車相場に合わせた下取りを、ディーラー自身が行ってしまった場合、「早く新しい新車に乗り換えなければ今の車の価値が落ちてしまう。」という心理をくすぐることができません。

これがディーラーが下取り価格を大きくできない理由なのです。

 

じゃあ、どうすれば損をせずに車の購入ができるか?

というと、下取りがある車を持っている人であれば、確実に自分が乗っている車の相場を把握しておくことが最優先です。

どう転んでも買取業車に売ったほうが高く売れますが、新車の購入時の駆け引き材料にも使えますから、まずは今の車の価値を把握しておきましょう。

ただ、ディーラーの営業マンが言ってくる値段は仕組み上、どうしても仕方がない。ということも覚えておくと良いです。

その上で建設的な交渉を進めればお得に車を購入できるはずです。

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